2008年6月29日日曜日

力尽きる前に

モノライン救済か?と言われていたバフェットは実はMBSなんかを切り離して
地方債だけを欲しがってたんだよね。
唯一の優良財産だったってワケ。
残りはホームエクイティローンとか第2抵当とかだからろくなもんじゃない。
お金が必要になったのに誰も貸してくれなくなったMBIAはこの地方債を売却する模様。
ただでさえ州の財政が厳しいことに加えて自信が格下げされたわけだから急がないと、ってとこかなぁ。
たたき売りするのかどうかはわからないけど値が下がるのは間違いない。
地方債ってのはこの前最高裁でも利子非課税が決定されて結構需要はある。
これを組み込んでる証券も沢山あるはず。
サブプライムローンも値は下がらないと拡大して今があるんだけど果たして。
それと地方債ってのはトリプルAのモノライン保証だから発行できてたところが多い。
全体の50%以上がモノライン保証。どうなっちゃうんでしょうね。
企業どころか地方までもが資金を集められなくなったら雇用を生むのは相当難しくなるのでは?

国債のほうは今のところまだ安全。
この状況になってもアメリカとイギリスの国債は金のように崇められている。
金本位制も終わりはあったけどね。