2008年10月16日木曜日

ほらね

ヘッジファンドのハイランド・キャピタル・マネジメントは16日、
15億ドルの「クルセイダー・ファンド」と
5億ドルの「クレジット・ストラテジーズ・ファンド」を閉鎖すると発表した。

ルビーニ教授のお言葉

「政策立案者達は、後数歩で完全メルトダウンという地獄の底を覗き込んで、遂に神を見たんだな。経済的なダメージはもう終わったことだし、世界経済はイタイ不況を避けることも出来ないだろうが、さっさと動いたことで、不動産株式バブルが弾けた日本の、失われた10年みたいなスタグフレーションは防げるだろうさ」。
『U字型』スランプは18-24ヶ月間続くだろうと予想した。

この人の言うことは無視できませんね。
でもスタグフレーションが防げるという点は賛成だけど
リセッションはもっと長いと思うんですけど。
レバ解消の途中でまだまだ金融危機も続くでしょ。
だいたいヘッジファンドはまだまだつぶれますよ。
そしたら銀行もやばいでしょ?
銀行経由でヘッジファンドも政府が面倒見る気ですか?
それはありえませんって。
自分の所で精一杯の銀行が政府が少し貸してくれるからって今製造業に投資しますか?
新興国が深刻なのに輸出勢はどうするのですか?
どう考えても24ヶ月はないわ。
でも今回の危機を予測していた人だけに一応頭の片隅には置いておきましょう。
それにしてもクルーグマンといい金融危機は終わった発言多発してます。
恐ろしいです。

参考までに(ならないかも)

黒点情報
今週は近年まれに見る異常観測だそうで。
ところで黒点って何?(笑)。

国債の話

なんで国債があまり買われなくなったかって言うと
FOMCでの利下げを織り込んでるってのと過剰供給が大きいでしょう。
しかし救済策(案の段階で)が出てから顕著です。
やっぱり財政懸念なんでしょう。
もう1個簡単な理由があります。
金融機関のCDSがあまり高くならないのがあるからです。
どういうことかっていうとGSEと同じ。
大げさに言うとバックがひとつなんです。
銀行は利回りを高く設定しないと社債が売れませんでした。
しかしいまや政府がバックにいます。
国債やGSE債より利回りが高く保証つきとなればそっち買うでしょ。
その証拠に今GSE債が売られてるらしいです。
何考えてるか知りませんがまたもや暗黙の了解ができているのではないでしょうか。
何度も言うけど住宅価格が下げ止まらない限り終わりは無いです。
国債やGSE債が買われないって事はこの先深刻ですよ。

終わらない

久々です。ド天井ドル円103.00S。
この流れに逆行した前乗りほど気持ちいいものは無いですよ。
しかもハイレバw。
痛い目を見る可能性のほうが高いですけど(笑)。
とりあえず昨日ショート建てたあたりにストップを移しました。
今週中には手仕舞い予定です。
でもまだ株はギャップ埋め終わってないですから
テクニカルという面ではこっちが正解かもw。
個人的には勝負の日は今日だと思っています。
前回安値を下回ることはないと思いますが一旦下を試したほうが上がりやすいでしょう。
ダブルボトムっていうんですよね。
でもファンダで買えるようになるまでは買いませんけど。

 2年債 1.55%
10年債 3.95%

利回りは低下。昨日は上昇していました。
しかしスプレッドは一方的に広がり続けています。
セントルイスの人が景気後退のリスクが高まっているなんて言ってましたよ。
まだ後退して無いんですねぇ。
これで景気後退入りしたらどうなっちゃうんでしょ。