2009年10月11日日曜日

衰退

建築資材。
建具やフローリング、システムキッチンなどの建材は、
メーカー→商社→問屋→小売店→工務店
という流れで現場に入ります。
建築物が減ると当然コストカットに入りますので最近では特に関東圏などで
メーカー→商社→工務店、またはメーカーから直接工務店に入ったりします。
小売店にとってそうなるとライバルは商社やメーカーで当然太刀打ちできません。
結果仕入れられる仕事は商社や問屋などから直接仕入れることの出来ない小さな工務店や個人営業の大工さんなどになっていくわけですが現場自体大手がほぼ独占しその人たちは下請けくらいしかまともな仕事がありません。年に何度か知り合い経由で自分の仕事があったりする程度では小売店は商売になりません。ましてやそういう方が相手だと売り掛け金未回収のリスクが高くなります。
木材も同様。
外材がメインすが商社が輸入して問屋から小売店に回っていくわけですが大きな建築会社は商社から直接仕入れるようになって来ています。昨今の建築不況でその商社がかなり末端の工務店まで手を広げてきており街の材木屋さんは虫の息です。値段で太刀打ちは到底出来ないため小回りを武器にしたり人柄で勝負したりと必死です。仕入れる側はそんなことはおかまいなしに値段で決める方が多いので小売店はもうどんどんつぶれていっているわけです。
毎日通勤途中に見かける近所の材木店もそのひとつ。
すでに仕事は全くなく吹けば飛びそうな会社です(完全に想像ですけどw)
見たところおじいちゃんが経営者で従業員は2人くらい。
すでに材木の小売なんてのは終わっているわけですよ。
で、会社売ってくれないかなぁと思っているわけです。
なんだったら賃借権打って経営権だけ売ってくれてもいいです。
そうすりゃ家賃収入で安泰でしょ。
それも無理なら4:6くらいで株残してもいいです。
無理かなぁ。
材木屋ってのはがめついのが多いから売れるとなったら鼻息荒くしそう。
やってみたいんだよな、材木屋さん。