2009年3月9日月曜日

行き着く先は決まっていますが

バブルってのは簡単に作れます。
物を手に入れるのに借金をすればいいだけです。
1000円のものを10円で手に入れることができれば100個手に入ります。
担保なき借金は全てバブルになります。
担保があってもその価値が上下するものなら大した意味はありません。
ようは借金して物を買えばバブルになります。
なんでかっていうとそこにお金が絡むからでしてお金を貸してくれるのは
銀行だったりファンドだったりで金融で生活している人たちです。
あの人たちは同じ学校で同じ授業を受けていますので目を付けるところは同じになってしまうのです。
なので誰かがお金を借りたいといってお金を貸す人が現れるということは
お金を貸してくれる人はものすごく沢山いるということです。
逆もまた然り。お金を貸してくれないときは誰も貸してくれません。
ですので1000円のものを10円で手に入れることができるということは
そういう人が1000人いるということなのでもちろんその値段は上がっていきます。
しかしそのものはもともと1000円のものでそれ以上でもそれ以下でもありません。
2000円まで上がったとしても当然いつかは1000円に戻っていくわけで
1800円で買った人は借金が返せません。

アメリカは現在借金をしてドルを作っています。
借金をして物を買えば必ずバブルになります。むろん担保はありません。

グローバルスタンダード

語弊があってはいけませんので最初に断っておきますが
こんな日記は冗談で書いている独り言ですので本気にしないで下さい。

グローバルスタンダード。
金融で生活している人たちはバカばかりなのでスタイルを統一して儲けやすくしてくれないと
何もできませんということです。
一斉に損失が明らかになることからも分かります。
みんなが同じ方向に同じ機械を使って計算しているのです。
こうなると懲りずにまた同じ事を繰り返すということも考えられます。
紙くずドルの行き先ですね。
米国の製造業はダメって書きましたがまだ農業があります。
去年から進められていますが原油などの商品市場、CDSの市場なんかに
監督機関を設けて規制を厳しくしようという取り組みです。
監督機関を新たに設けたのだから安全ですよってなもんです。
政府の規制=政府の保証と錯覚させるのです。
グローバルスタンダードの名の下に世界各国から同じように資金が集まれば
やはりそこは最初は旨みのある市場となるでしょう。
紙くずに使い道が見つかればもう少しだけ伸びるかもしれません。

拝借して総括

紺ガエルさん
結局なんでドルが必要かというところに行き着くんだけどそれはもう決済通貨だからでしょう。
あとはアメリカ本国は金融で食っていた国。
世界中にばら撒いたドルを元に戻さないと国が持たないのでしょう。
masayangさんも言っていますがどんどん刷らないともっと値段が上がってしまうのでしょう。


問題はその先。
預金銀行になった金融機関は自己資本比率を上げるために頑張って本国へドルを戻します。
すでに証券化市場は国有化されているためこの先は本来の業務。
地道にお客様のために働くほかに道はありません。
投資銀行業務や預金や貸付ですね。
ここで幻のお金だったドルを具現化したものがジャブジャブに余ってくるのだと思います。
使い道があれば別ですけどないでしょうね。
製造業も同じようなもの。
販売の見通しを誤りガンガン製造しているということはレバレッジをかけているようなものです。
今減産をして在庫整理に勤めているということはレバの解消を行っているのと同じことです。
そこから先は必要なものを必要な分だけ作れば会社は安定します。
ドルみたいな紙くずと違って必要なものはありますからね。
モノ作りに励んできた日本、ドイツ、イタリア、スイスなんかは大丈夫でしょう。
金融機関がお金を貸してくれなくても必要な分だけ作る分には問題ないです。
アメリカはダメ。
GEは肝心の家電部門を手放します。
GMもすでに売れない車ばかり作ってきたので技術もなくバラバラになります。
本業をおろそかにして金融部門で遊んでた罰ですね。
人の生活に必要なものはお金ではありません。
モノを手に入れるためにお金が必要なのであってお金を手に入れるためにお金が必要なわけではないです。
余ったものを消化できるかできないかの差。