2009年5月4日月曜日

今週は雇用統計

[ホットスプリングス(米アーカンソー州)1日 ロイター]
 米セントルイス地区連銀のブラード総裁は1日、失業率は9%を超える水準でピークとなる公算が大きいとの見方を示した。
1980年代初めの景気後退時につけた10.8%の水準には達しない見込みだとした。
総裁は当地での講演後、記者団に対し「1982年のピーク時の水準以下にとどまることを期待する」と述べた。
連邦準備理事会(FRB)の来年の主な目標の1つは、物価の下落により消費者や企業が支出を控え、そのため物価が一段と下落するという1990年代に日本が経験したデフレスパイラルを回避することだと指摘した。
中期的には、景気が上向いた時点でインフレの急激な上昇を避けるため、これまでに供給した潤沢な流動性を吸収する措置をFRBが打ち出すことが非常に重要との考えを示した。
景気後退はこの先鈍化する公算が高く、2009年の下半期には拡大成長に転じる可能性があるとの見通しを示した。
「第2・四半期は減速ペースが鈍化するだろう。年後半にはある程度のプラス成長になることを期待している」と話した。


ネッド・デービス・リサーチのデータから

・1948年以来、米国失業率が6%を超えていた場合、S&P500指数は年平均で13.5%の伸びがあった。
・失業率が4.3%以下の場合は、年平均のS&P500指数の伸びは2.1%だった。
・失業率が4.3%から6%の間にある場合は、年平均のS&P500指数の成長率は5.2%だった。


なぜ高い失業率の時、マーケットは成績が良いのだろうか?

エド・クリスソールド氏(ネッド・デービス・リサーチ)は、こう説明している。
「失業率が高くなると、連邦政府は積極的に景気刺激策を実施するため、これが買い材料になる。更に、高失業率という状況では投資心理が極度に冷え込んでいるため、マーケットが底打ちとなりやすい。」



企業の再編を効率的に進めるだけでも2桁は行くでしょ。
ましてや意図せぬ破綻はまだまだ起こると思うのですけど。

われ等が隊長

4月24日、日銀の白川総裁は、ニューヨークで行った経済講演の中で、
“偽りの夜明け”という表現を使いました。
それは、同氏が、フローベースの経済指標だけを見て、
経済状況の判断を行うことに関するリスクについて、
警鐘を鳴らしたものと考えられます。
バブル崩壊後の苦い経験をしたわが国の金融当局幹部の発言として、
とても説得力のある言葉と考えます。

トレード日誌

豪ドル円のロングは73.20で利食い。
特に理由はなし。
どんな結果になろうと住宅指標は怖い。

いつまで同じことを

現物不動産

安くなりました。
利用目的なら買ってもいいでしょう。
投資目的ならどうでしょうね。
まだ下がると思います。
ファンドなら短期的に値が上がると思いますけど現物はダメ。
新年度になって分譲会社もちらほら動き出していますがバカでないの?
もっともっと潰れるでしょう。
在庫整理もほとんど進んでいないんですけど。
潰れるたびにまだまだ住宅価格は下がりますよね。
日本の銀行はサブプライムの影響はあまりなくても本業の企業融資の問題があります。
政府には選挙のための政治ではなくもう少し全体を見て欲しいです。