2009年3月10日火曜日

横取りw

ダンボさんと千葉ハムさんのやり取りに口を出すのも野暮ですので自分の家のチラシの裏に独り言。
GMのCDSですがチャプター11はGMの場合清算事由に該当します。
しかしながらすでに去年の段階で3000近くになっていてほとんどが織り込み済みだと思われます。
金額的にもリーマンより少ないですし破綻はデフォなのでヘッジは完了しているでしょう。
AIGの分は政府が出すのでドル安要素です。
未知なのはそこから先をどれだけ織り込んでいるかってことです。
GMACは銀行になって政府支援を受けやすいのでどうなるか分かりませんが
CDSはGM本体より多かったと思います。
あとは傘下の部品メーカーなんかの分もあります。
怖いのはリーマンのようにいきなりの破綻です。
まぁリーマンだって予想していた人は沢山いたんですけどね。
CDSはゼロサムなわけですし。

アク抜けもかねてドル安か華麗なるスルーではないかと思います。

何故か体に不自由があると饒舌になります

日本というのもバブルを作るのが好きな国でして。
それでも住宅バブル崩壊で懲りたのかそれ以降は現物をわりと伴っているような気がします。
現在深刻になっている自動車産業の在庫や製造業の過剰設備投資。
小さなところでは毎週バブルを作っていたあるある大辞典。
個人への貸金もリコースローンなので破産宣告をしない限りは借金は残ります。
自分が思うに借金がいけないわけではなく借金を返さないことがいけないわけで
FXなんかも借金をしているわけですけど証拠金を差し出して
証拠金の範囲内でやる分には返せない借金を作ることは無いです。
しかしこれもお金を手に入れるためにお金を使っているわけでして
決して健全とはいえません。
娯楽ですね。趣味や息抜きの気持ちでやらないといけないでしょう。
人や企業、国は産業で伸びていくものだと思います。
何か生きていく上で必要なものや役に立つことを産み出すことによって
大きくなれるものだと信じています。
金融業も決して悪いものではなく預金だったり保険だったりアドバイザーだったり
役に立つものは沢山あります。
不動産の仲介業なんてのも何も生み出さないものですが
建築屋さんが円滑に仕事を進めるために変わりに販売を代行して手数料を貰うという分には
まっとうな仕事です。
自分が目立とうとしてはダメなんです。
どんな業種でも中間に入る人は手数料のみを頂くべきで差益を取ろうと考えてはいけません。
もっと儲けたければ自らが何かを産み出さないとダメなんです。
日本は今回の危機を耐えて本来の産業に取り組むことができる国だと信じています。

見通し

FDICは2年間で90~200の銀行がつぶれると予想。
ムーディーズは自社が格付けを行っている企業のうち150社程度がデフォルトになると予想。
5割り増し程度で落ち着くとしてもその程度ではアメリカの崩壊はないでしょう。
何度も書いていますがウォールマートとGSが崩れない限りは景気は底を打ちませんし
逆に言えばそこが崩れなければアメリカは大丈夫でしょう。
大丈夫といっても終わりは来るわけですけど。
個人の借金によって消費を伸ばし銀行が更に借金して個人に貸し出し
銀行が貸せなくなると政府が銀行に貸し出しました。
資本主義ってのは国家主導なのでしょうかw。
アメリカが景気を本当の意味で回復させるにはこの借金をやめる必要があります。
どこかで借金をするのをやめて全てをぶち壊し借金を返済していく姿勢に変わらないと
いつまでたっても同じです。
現在最後の貸し手である政府まで来ています。
その政府も日本や中国なんかに借金をしてお金を貸しているわけで
すでにアメリカの自転車操業は最終段階。しかもパンクしていてホイールガタガタ。
完全に信用貸しで無担保のノンリコース。
その気になればいつでも返せませんと白旗を振ることが可能です。
失うものは何もありません。
はぁ?んなもん知らねーよ。貸すほうにも問題があるんだから痛み分けだぜ。
今年になるのか来年になるのか。

ふと

大手金融機関で創業からどこにも買収されずに残っているのってどこがあるんでしょう。
GSはそうですよね。
ドイツ銀行も一応そうか。
AIGはどうだろう。あれはすでに政府のものでしょうか。

東証はバブル後最安値

[ワシントン 9日 ロイター]
 米セントルイス地区連銀の「レビュー」誌3・4月号に掲載の論文は、連邦準備理事会(FRB)はマネタリーベースを倍増させたことでインフレリスクを高め、景気回復前に物価が上昇し始めれば厳しい選択を迫られると指摘した。
「現在の環境ではインフレはリスクのようには見受けられない。経済は景気後退期にある。インフレ率は低下しており、景気後退期を脱する前に上昇に転じる見込みはない」と指摘した上で、「物価が再上昇する一方で景気が回復しなければ、政策当局者は困難な選択に直面する。マネタリーベースの規模や構成の監視は必要な措置の理解に役立つ」とした。
「マネタリーベースの大幅拡大が今後の急速なインフレにつながるかは、金融市場が一段と通常の動きに戻った時のFRBや米政府の行動次第だ」と述べた。
クレジット市場への緊急流動性供給策によりFRBのバランスシートは倍増し、マネタリーベースは約1兆7000億ドルに拡大した。
FRB当局者は、景気回復後にはこの資金を吸収する出口戦略が必要との見方で一致している。


えー、政府の金庫の中身は開けっ放しでも問題ないものばかりなわけですが。
MBSを時価評価しても倍増しているのでしょうか。
つか、さすが政府。すでに頭の中は景気回復後のことを考えているなんて。
10年後も今と同じポジションにいるつもりなのでしょうか。


 2年債 0.96%
10年債 2.86%

ほぼ横ばい。