2009年3月3日火曜日

いい加減秋田

アトランタ連銀のロックハート総裁は3日、
今年下半期には景気回復の一応の兆しが見られるだろうとの認識を明らかにした。
ロックハート総裁としては住宅価格は年内に底入れするものの
商業不動産部門には懸念が残ると考えている。


「よくもまぁ」と「いけしゃあしゃあ」ってのはセットですけど
生まれてこのかたこの言葉を口から発したことはないです。
死ぬ前には一度は使ってみたい言葉の一つですね。

ショーン・ブロドリック

「株式市場が抱える五つの大きな悪材料を見てみよう。
1、延々と続く金融危機
国際通貨基金は、銀行の損失額は2兆2000億ドルに上ると推定しているが、最終的には、この数値を大きく上回ることになるだろう。秘密主義で人気があるオフショア投資銀行が、多大な損を出している可能性がある。

2、米国住宅市場の底打ちは、そう簡単にやって来ない
・大きく下げたとは言うものの、住宅価格は適正市場価格に、まだほど遠い。
・歴史を振り返ると、住宅価格は適正市場価格で下げ止まることはない。
・オバマ大統領の進める住宅ローン救済計画は、下落する住宅価格を止めることはできない。

3、冷え込む個人消費
消費者は節約を心がけ、買い物ではなく、借金の返済を優先するようになった。個人支出は既に2四半期連続で下落となり、過去のデータを調べてみると、節約ムードが広がる状態では、個人支出は平均で10四半期連続で下がる。

4、悪化する州政府の赤字
全米の9割以上の州が財政赤字に直面している。

5、世界的な経済スランプ
日本、中国、ドイツの例で分かるように、経済の落ち込みが顕著になった。

では、いったい何に投資したら良いのだろうか?ブロドリック氏は、金、銀を投資対象として勧めているが、筆頭に挙げられていたのは何も買わないでキャッシュで持っていることだ。」


確かに金なんかは過去の例なんかからも金はボッシュートということも考えられます。
そこで提案。
金が没収できるならCDSをそちらの方向で考えてみてはどうでしょう。
AIGはヘッジしてなかったから悪いわけですがいまさらそんなことを言っても無駄ですよね。
そこでCDSはなかったことにしてしまうのです。この世に存在しなかったものに。
ダメ?

ナゴヤFX・・・・安易なパクリ

天国地獄大地獄。
何の意味があるのか分かりませんが娘が毎日叫んでいます。
為替のほうは比較的落ち着いています。
といっても表面上レートの変化が少ないだけで水面下では
ドル刷りとレパトリの競争でしょうけど。
逃避先に国債が選ばれるようなうちはとんでもない変化は起きないので
ドル売っておけばまず破産するようなことはありません。
破産したところで今あるお金がなくなるだけなのでたいして困りもしませんけど。
というわけであまりにも天国から地獄へ突き落とされた記念に地元ネタをちょくちょく挟みます。
すぐに飽きて書かなくなるとは思いますが興味の無い方はあぼ~んしてください。
手始めに同業から聞いた話。
投資をやっている方は始めた頃一度は複利で夢物語を計算したことがあると思います。
僕も最初の計算上では今頃は金閣寺を買い取っている予定でしたw。
TOYOTAって会社は生産量こそ見誤ったもののコスト面では徹底した管理を行っています。
生産量にしてもある程度はトップに立ってネームバリューを高めるという戦略もあったのでしょう。
工場を作るとその周辺に集配所やら寮やら何もかも作ってしまい輸送コストを抑えます。
自然と下請けも固まります。コンビニや定食屋も集まってきます。
あちらのほうはもともとは農業が盛んな地域でした。
そこへ工場がひとつ建ちます。そうするとその周辺には莫大な土地が必要になります。
そこは天下のTOYOTA様。農地からの転用なんてのは普通一筋縄では行かないものですが
簡単に許可が降ります。農家の人は天候に左右される商売よりも安定した借地収入に飛びつきます。
そして夢物語を描くのです。毎月これだけ入ってくるんだからって貯金をガンガン使います。
去年までは増産の嵐でしたから愛知県内にはこんな場所が何個もあります。
そこへ来て突然の減産。下請けなんかは潰れていきます。
計画途中の工場はもちろん建設中止。
あてにしていた土地収入はパーです。
そしてときすでに遅し。登記完了していたならもう農業を営むことは不可能です。
貯金は無い、収入も無い天国から地獄そして固定資産税も上がってしまい大地獄。
世の中うまい話には(ry

AIG

失敗したとはいえあの人たちはプロなんです。
プロができなかったものをオーナーが政府になったからって何が変わるんでしょう。
お金を刷る事くらいしかできません。
いっそのこと会社なんて潰したほうが、というより潰さなきゃダメでしょう。
金融システムはすでに崩壊しているので規模が大きいか小さいかの違いです。
それが無理ならAIGに事業なんて継続させずに
再保険とかCDSとか影響が大きいものだけ政府がカウンターパーティーになればいいのではないでしょうか。
本業を忘れるからこういうことになるのはどの業界も同じ。
保険は保険なんです。
もし今自分の入っている保険会社がつぶれたからって損失は過去の分だけで済みます。
過去の分といってもその間は保証されていたわけですから実質的には損失は0です。
運用する側は格付けに基づいてリスクの少ない投資先に限定していたかもしれませんが
そもそもサブプライム層なんてのは返済能力が低い人たちで何でその人たちがお金を借りた借用書が
AAAなんてものになるのか疑いを持たないほうがおかしい。
なんでもかんでも人のせいにするのはいくないです。

 2年債 0.87%
10年債 2.87%

買われちゃったよ、おい。
本格的な金融システムの崩壊はまだもう少し先にお預けです。