2008年8月15日金曜日

事件は起きていた

ワコビア傘下が破産
どういうこった。
まだ15条だから何とかなるってことか?
つうかなんでワコビアは救済しないんだ?
余力が無いって事じゃないのか?
債券市場はやばいんじゃないの?
昨日のCDXは135。
横目で見ながらドルは上昇。
そしてキウイ円にストップ持ってかれる僕(笑)。

お盆

タカ派だったスターンさんもインフレは鈍化するとの見通しを示しました。
それでも勢いは変わりません。
レンジ、そして混沌。
昨日はトリプル高です。
インフレが落着くとの見通し、金融市場の混乱はまだ続くで債権高。
原油が売られたためユーロが下げてドル高。
株は決算の残りかすですね。半導体とかそういうとこです。
たしか見通しは暗いはずですよ。世界経済鈍化してますから。
住宅の差し押さえ件数も増えてました。
手続きをややこしくして差し押さえの先送りをもくろんでいたのに失敗です。

グローバルJunk債デフォルト率は上昇し1.79%へ。
米Junk債のデフォルト率は6月の1.92%から2.37%へ上昇。
S&Pは米Junk債のデフォルト率は来年には4.9%へ上昇するだろうと見ています。
来年は試練ですね。債券の償還が今年の倍以上控えていたはずです。
それにしても連銀窓口貸し出し過去最高だったにもかかわらず、
PDCFはまたもや0。こういう兆候はよくないです。
これが続くとここから借りたプライマリーディーラーは途端に叩かれる羽目になると思います。
為替のほうはGSがこんな見通しを出しています。
僕も3ヶ月以内にドル円は110円乗せるに1票(笑)。
114円はどうでしょうね。そういやずいぶん前にモルガンが年末114円予想してました。
榊原さんは涙目。夏に90円割れ予想でミスッタ円。僕も同じですけどwww。
この夏2桁は難しいかもしれませんがないこともないと思ってます。
そしてドルが底を打ったとはみじんも思っていません。

 2年債 2.43%
10年債 3.89%

久々にドル円と反対の動きをしました。

ややまともな人は6割

12日付のダウ・ジョーンズによると、欧米の金融機関や機関投資家、ヘッジファンドの大半は今後、CDSのカウンターパーティーリスクが新たな金融市場混乱の火種になると見ていることが明らかになった。
調査を行ったのは、米投資コンサルティング会社グリーンウィッチ。同社によると、全体の85%がCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)のカウンターパーティーリスク(発行体の破たんに伴う債務不履行リスク)を深刻に懸念しているという。
ただ、CDSのカウンターパーティーリスクに対する懸念も欧米間で温度差が見られる。懸念を強めているのは、欧州全体の55%強にとどまっており、米国の方が深刻に受け止めている。
また、調査対象全体の約60%が、今年3月に破たんしたベア・スターンズに次ぐ大手金融機関の経営破たんが今後6カ月以内に発生すると見ている。さらに、6-12カ月後に大手金融機関が破たんすると予想しているのは全体の15%を占めた。
他方、第二の大手金融機関の破たんは起きないと予想したのは全体の27%にとどまっている。
また、調査対象全体の約80%が、銀行はクレジット市場危機以来、貸出基準、特に担保差し入れの拡大を求めているとし、そのうち、25%以上が担保差し入れ増額で債券取引の売買高を減らせざるを得なくなっているとしている。
カウンターパーティーリスクが高まっていることから、CDS利用も減少傾向となっている。CDSを利用している金融機関や投資家の62%は、CDS利用を抑制しているとしている。
このほか、リスク回避のため、全体の約65%はCDSの取引相手を1社に集中せず、多様化するとし、また、約75%はCDSの集中決済機構の設立によってリスクを緩和できると指摘している。
同調査は、欧米(カナダを含む)の銀行やヘッジファンド、投資家など146機関からの回答に基づくもの。

15%もまともな人がいたとは驚き。
その中で大手破綻は自分のところだと思っている人は何人いるかな。