2009年1月2日金曜日

経済指標の罠

[ロンドン 2日 ロイター] イングランド銀行(英中銀)が2日発表した統計によると、11月の英住宅ローン承認件数は2万7000件となり、10月の3万1000件から減少、1999年1月の集計開始以来の低い水準に落ち込んだ。エコノミスト予想も大幅に下回った。
11月の住宅融資額は7億4000万ポンド増加したが、住宅市場に陰りが見え始めた前年同月の10分の1以下の水準にとどまっている。
消費者向け融資の増加額は、前月とほぼ同じ7億5100万ポンド。
これらの統計を受けて、イングランド銀行が来週、政策金利を現行の2%から少なくとも50ベーシスポイント(bp)引き下げるとの見方が強まりそうだ。中銀は08年10月以来、3%ポイント利下げしている。


こういうことです。
先日アメリカで予想より良かったのは申請件数なんです。
アメリカ人は将来の計画とか立てることができませんのでこりずに住宅ローンを組もうとしました。
考えることはワンパターンなので皆一斉に申請しました。
でもね、たぶんほとんど通りませんよ。
頭金が無い上に仕事までない人に銀行は金を貸しません。
政府も企業向け融資を増やせとは言っていますが個人に貸せとは言ってません。
住宅価格が下げ止まらない限り金融危機の恐怖は終わりませんよ。
 

勝負の年

Financial Timesから:工業諸国からの記録的な国債発行が–大恐慌以来最悪のリセッションとなりうるを逆転させることを意向に–新興経済によるクレジット市場へのアクセスを制限させられる恐れがある。
アナリストたちは、新興経済の借用者は2009年に先進経済によって発行を予定されている$3兆の国債でクレジット市場から締め出される。–2008年の3倍近い。米国だけでも来年で$2兆発行予定。
RBC Capital Marketsの新興経済リサーチNick Chamieは、高い買う付けを持っている政府又は企業はそれでも買い手を引き付けることができるだろう、しかしそれらは高い金利を支払う必要がある。
ブラジル、ロシア、インド、中国は対外債務支払いをそれぞれ$205Bln,$605Bln,$257Bln,$2.437兆に面する。しかしそれらの請求に見合う助けるための多額の外国為替準備金に以来できる。
アルゼンチンは2009年に対外債務$64Blnが待っている。トルコは$36Blnある。とINGは言う。


世界中がドルを買い支えることができればもちろんドル暴落はないです。
打撃を受けるのは他の国って事ですね。
FTの記者も何考えてこの記事書いたか知りませんけど常識的に考えればこうなります。
ドルが紙くずになるなんてのはちょいと突飛な考え方ですよね。
でもなっちゃうんだなこれが。
何もジンバブエドルなんてもってなくても米ドル持ってれば将来記念になります。