2008年6月9日月曜日

小売業界のドン

ベテランのロックグループ「AC/DC」は米小売りチェーン大手ウォルマート・ストアーズ(NYSE:WMT)のみを通じて新しいアルバムを販売する、次の主要ロックバンドとなる。事情筋が明らかにした。音楽業界に対するウォルマートの影響力拡大を浮き彫りにする動きだ。
AC/DCとの契約は、CD売上高で米国最大のウォルマートが、CDの在庫を減らすことにより、音楽業界を揺るがす可能性を示唆するのと時期と重なった。こうした動きは、消費者がデジタル音楽に移行するなか、すでに急減しているCDの売り上げにさらに拍車をかける傾向のひとつ。
AC/DCとの独占販売契約は、ここ数カ月、新しいアルバムをウォルマートに限定して販売した「イーグルス」と「ジャーニー」が最近使って成功した戦略をなぞる狙いがある。イーグルスの「ロング・ロード・アウト・オブ・エデン」は、2007年の売り上げ3位のアルバムとなった。
こうした契約は、ウォルマートが、アーティストやレコード会社にますます求めて獲得するようになっている特別待遇の良い例だ。こうした取引相手は、ウォルマートを満足させるためには同社と競合する小売業者との関係を損ねることもいとわない。
「イーグルス」や「ジャーニー」とは異なり、AC/DCはソニーBMGの傘下の「コロンビア・レコード」と契約している。コロンビアはウォルマートとの契約を仲介しており、同チェーンでの売り上げから恩恵を受けることになる。コロンビアがひとつの小売りチェーンに限定して新しいアルバムを発売するとの決定は、残りの小売りチェーンを遠ざける可能性がある。(これに不平を述べる可能性が小さい競合他社の1社は、米アップル(Nasdaq:AAPL)のオンラインストア「iTunes(アイチューンズ)」だ。AC/DCの音楽はiTuneでは入手できない。)
ウォルマートは、AC/DCアルバムの販促に最大の努力をする見込み。ウォルマートが店舗で派手にCDを陳列し、大々的に広告を打つなどの販促は、“ブロックバスター”がますます珍しい環境のなか、それを実現させる可能性がある。コロンビアのスティーブ・バーネット会長はコメントを控えた。ウォルマートの広報担当者、メリッサ・オブライアン氏は、AC/DCについてのコメントを控えた。
しかし一部のアーティストやレコード会社との新しい契約を結んでも、ウォルマートは音楽の大半の販売におけるアプローチを変える準備をしている。これらの変更についての結末は定かでないが、可能性が高いシナリオのひとつは、同社が販売する音楽タイトルを削減することだ。

いろいろ言いたいことはある。
CDが売れないのは共有サイトでもダウンロード販売でもなく娯楽が増えたからだと思う。
僕はitunesでも買うけど圧倒的にCDが多い。年間50枚くらい。
どうもホントに欲しいのは買ってしまう。
PCのデータが消えたらなんて考えてしまう。
アナログなんだろうか。いまだかつてPCのデータが消えたことは無い。心配性?
youtubeで流し続けてデビューまでこぎつけトップを取ったバンドもいる。
たしかに宣伝も大事だろうがクオリティの高いものを作ればCDだって売れると思うんだ。
ただ売ろうと思って作ったものはばれるよ。イーグルスは僕買って無いから。レンタルしたね。

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