2008年8月22日金曜日

それでも下げた金融株

・リーマン敵対的買収の可能性(アナリスト談)
・GSEは解体が合理的(アナリスト談)
・ナショナルシティへそくりアリ(SECへの文書で明らかに)

小売株やエネルギー株は買われてS&P500は小幅高。
11条を申請していたスティーブ&バリーズは買収合意で清算を回避。これは朗報ですね。
為替のほうは円高の後にドル安が来ました。
思い当たったのとしては原油くらいでしょうか。
ホワイトハウスからロシアに向けて早く撤退しろと要求が出ています。
パキスタンのテロの影響もあるでしょうね。
グルジア問題が出てきた時これで原油反発しなかったらもう終わりだなって思ってましたが
なんとか120ドルまで戻してきましたね。はやく落ち着いて欲しいものです。

 2年債 2.30%
10年債 3.83%

総合して考えますとこのドル安は騙しくさいです。
でもストレートで見るとオージーやユーロは下げ止まったっぽいです。
難しいですね。
株の上げはイカサマな感じですが債券は結構忠実なんですよね。
これ以上ドル売りポジを増やすのはやめておこうと思います。
ドル円は108.60超えたらロングのほうが分がありそうですし。
今からロングはもちろんしませんけどw。

ジャクソンホールで行われる年次会合、中期目線を考えるならここがポイントです。
中央銀行関係者、金融機関エコノミスト、学者。
これらが集まるわけですが学者さんは総じて今回の危機に悲観的な見方です。
中央銀行もECB対FRBで姿勢が分かれていますからこれも見ものです。
エコノミストは金融機関関係者ですからほっときましょう(笑)。

FF金利先物はどんどん利上げが後退しています。
 

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

まだまだ9末決算へ向けて、欧米の金融機関がドルを欲しがっているようです。
相当詰んだところがあるのではないでしょうか。

最近はこの一連のドル高がレパトリ絡みだという意見が増えてきましたね。

よっくん さんのコメント...

どっか潰れると本当に面白いんですけどねー。CDSのトリガーが弾かれればなおさら。更なるレパトリでドルが高くなった後息の長いドル安になるのではないでしょうか。

今回のドル高では収穫がありました。信用危機にはやはりユーロは買えないという事が市場にも認識されたようです。ただの原油連動ですね。原油との相関が崩れたらもうユーロは終わりでしょう。