2008年12月30日火曜日

ソロス、そろそろっす。

米著名投資家のジョージ・ソロス氏はこのほど、東欧エストニアのメディア取材に対し、「世界の金融市場は底入れした」との認識を示した。外匯通が29日までに伝えた。

 ソロス氏によれば、米証券大手リーマン・ブラザーズの破たん以降、一旦はまひした世界の金融システムは再び機能し始め、自然治癒の状態に入った。ただ失業や企業経営の悪化など、金融危機の実体経済への影響は今後も続くとしている。

 中国社会科学院・国際金融研究センターの張明秘書長もソロス氏とほぼ同様の見解。金融市場には今後もいくつかの試練が待ち受けており、安定するまでには時間がかかるものの、リーマンが破綻した9月のような大きな混乱が起こるとは考えにくい。世界各国が相次ぎ対策を打ち出したことで、銀行の信用体系は回復に向かっている。ただ実体経済への影響は始まったばかりで、全治には少なくともの3-5年が必要とみている。


この見方が正しいとすればもうドル安一直線ということですね。
ユーロ発は来ないという事になります。
どう処理するんでしょう?
全治に3-5年というところは同感。
でも少なくともですね。10年くらいあれば遅くとも回復すると思います。
さすが中国人。1年って言わないところがえらいです(笑)。

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

金融関係の指標は安定してきているし、私もこの方向性には賛成です。LEAP/E2020のいう危機のデキャンティングステージ(熟成段階)と見ていいでしょう。

あとは、ひたすらアメリカが自滅するのを見ていればいいかと思います。ただ、日本の輸出はきびしいでしょうし、場合によっては小麦の輸入などが止まる可能性もあるので、そういう面での手当は必要でしょうが。

匿名 さんのコメント...

え…と。欧州の不良債権の話が抜けていますけど、これはどういうことなのでしょうか?
他人に買わせて、自分の損失を身代わりさせる算段ではないですか?
とてもじゃないけど信じられません。

それと、銀行自身の存在意義や、経済体系への信用不安など盛りだくさん。今回のは金融相場が終了したので、実体経済はこれからだけど…という流れに終わらないはずです。

銀行??? 笑わせるなよ。
これが至極真っ当にコツコツやってきた製造業者の本音。

…あ! 海外にはこんな企業ありませんでしたね。めんごめんごw。

よっくん さんのコメント...

僕も金融危機はまだ終わっていないと言う考えです。不良債権処理には10年以上かかるでしょうし実体経済が悪化してくるのがまだ入り口にも差し掛かって無い以上不良債権はまだ増えます。複雑になったディバティブがその間も混乱をもたらしてくれるでしょう。そして欧州ですよね。アメリカはまだ方法があったのですが欧州の場合量的緩和にしろなんにしろ救済していく方法が見つかるのでしょうか。各国個別だと難しいですよね。ずーっと指摘されてる問題ですが解決していないままうやむやにできることではないと思います。ただこれがなんとかなれば爆弾抱えていようと買えるとは思うのですが。

やまはくんさん
今年はもうお休みに入るようでお疲れ様でした。いろいろとためになるお話を聞かせていただきました。見ている方向は同じですし気の会う仲間というのは孤独なトレードでは大変心強いです。そうでないと反対の意見も言いづらく自分の意見に固執して失敗する羽目になると思うんです。
来年もまたよろしくお願いします。