2009年1月28日水曜日

反して

反発ラリーで持ち株を処分し、とにかく現金を増やしてほしい、
とトニー・サガミ氏(投資アドバイザー)は強調する。
何故こうも弱気なのだろうか?氏の説明を要約しよう。



・米国の不景気が世界に広がってしまった。


・2008年、中国の経済成長率は9%にとどまり、
2007年度の13%を大きく下回った。原因は輸出が大幅に減ったためだ。


・オバマ政権は、あまりにも低すぎる人民元を非難し、
中国に対して政治的な圧力をかけることが予想される。
(当然のことながら、輸出が低迷する状況で、中国政府は人民元が高くなることを望まない。)


・スランプが顕著になった3大市場


1、日本: 2008年12月、日本の輸出は、前年度同時期を35%も下回る大幅下落を記録した。不景気を示す一例として、ソニーは14年ぶりの赤字を発表し、8000人に及ぶ人員削減に踏みきった。
2、韓国: 前四半期のGDPは、マイナス5.6%という極めて悪い結果だった。サムスンは、会社史上初の赤字決算を発表した。 
3、オーストラリア: 中国の景気減速で、オーストラリアは対中だけで既に50億ドルに相当する輸出高を失っている。更に、BHPビリトン社は中国でのニッケル需要が減ったため、6000人の人員削減を発表している。


世界的な不況という株にとって厳しい環境だが、どんな企業が生き延び、そして大きく成長するだろうか?まだ決定的にこれだと断言できる企業は存在しないが、買い候補銘柄を見つける一方法として、次の四項目の報道に注意を払ってほしいとジム・ジュバック氏(MSNマネー)は言う。


1、不景気にもかかわらず増配を発表する企業。
2、人員削減が進む中、採用者数を増やす企業。
3、設備投資額を減らさない、または逆に増やす企業
4、買収に積極的な企業。



私の意見と全く逆です。
最後の項目。
僕ならこれらを行う企業を売ります。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

本当に利益が上がって増配するのであればいいのですが、安直な1はないですね。
4は非上場ながらサントリーがそうです。

よっくん さんのコメント...

まぁ、政府に救済させるよりは民間に買収させたほうがいいかもしれませんね。1はどうも株価を上げたいだけの思惑が先行しているような気がします。