ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)
20日の米株式市場で米飲料大手ペプシコ(NYSE:PEP)が4%安となった。この日発表した1-3月期決算が1%減益となり、さらにペプシコ傘下の2大ボトラーを60億ドルで吸収合併する計画について投資家の間に懸念する声が広がりペプシコ株は売られた。20日通常取引終値は、前週末比2.27ドル(4.35%)安のドル。時間外では終値比0.96%安の50.34ドルをつけている。
1-3月期の純利益は、前年同期の11億5000万ドルから11億4000万ドルに減少したが、1株利益(EPS)は70セントから72セントに増加した。売上高は0.8%減の82億6000万ドルとだった。
決算結果は、ペプシコのボトラー2社買収の理由を浮き彫りにした。ペプシコの利益が悪化したのは北米での飲料売り上げ低迷のためで、北米では消費者は水道水を飲み出費を切り詰めている。
ペプシコは傘下ボトラー大手のペプシ・ボトリング・グループ(NYSE:PBG)とペプシアメリカズ(NYSE:PAS)に対し、統合を目指して60億ドルの敵対的買収を仕掛けたが、これはライバル会社の米コカ・コーラ(NYSE:KO)にとっては圧力となる。この動きは同時に、スポーツ飲料でトップシェアの「ゲータレード」が市場占有率回復に苦戦し、「トロピカーナ」も容器変更が失敗に終わり顧客維持に苦慮している中で、ペプシコの勢いを回復させるものともなりそうだ。
ペプシコが示した買収提示価格は、両社の17日終値に対してそれぞれ17%のプレミアムが上乗せされたもの。ペプシ・ボトリングが1株当たり29.50ドル、総額64億ドル、ペプシアメリカズでは1株当たり23.27ドル、全体では29億ドルとなる。
ただ、ペプシコはペプシ・ボトリングの株式を3分の1、ペプシアメリカズで5分の2をすでに保有している。ペプシは友好的な買収を意図したものとしている。
ペプシ・ボトリングとペプシアメリカズは20日、買収提案を受け取ったことを確認し、これらについて検討すると発表した。しかし両社ともに近年、経営の効率化が進んだため、買収価格引き上げを求め交渉に望むとみられている。
結果がどうなるかはまったくわからないが、ボトラー2社は妥協しない可能性もあり、規制当局からは独占禁止法その他の観点からの承認が必要となる。
そりゃペプシコは水道水使って作ってますからかなうわけがないです。
コカ・コーラは蒸留水。今でもそうなのかな?
少し前には持ち家を追われた人が賃貸に移ることもできずに
親戚の家に住まわせてもらっている人が増えているなんて話もありました。
これで夕飯にすいとんでも出てこようものなら恐慌と呼べます。
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