2009年4月2日木曜日

がんばれベアーズ

ウォール・ストリート・ジャーナル
米連邦預金保険公社(FDIC)の暫定流動性保証制度(TLGP)を利用した資金調達は、銀行にとって一段と費用がかかるようになった。
FDICは1日、金融機関への支援を徐々に解消するため、金融機関が発行する債券をTLGPを通じて保証する手数料を引き上げた。
市場調査会社ディーロジックの最新資料によると、適格金融機関は年初からこれまでに政府保証の債券を1,245億ドル発行した。発行額は2月に248億ドルに減少したが、新たな手数料が適用される前に銀行が債券発行を急いだため、3月の発行額は524億ドルに急増した。ディーロジックによると、発行額が最も高かったのは2008年12月の869億ドルだった。
保証料が高くなっても、保証のない債券を発行するよりもはるかに安い調達条件になるため、銀行はTLGPを利用し続けるだろう。
「FDICの保証がなくても、銀行が定期的に無担保債を発行できるようになるまで、この制度は引き続き、銀行全体の資金調達計画において重要な部分を占めるだろう」と、スミス・ブリーデン・アソシエーツのジョン・デューシング社長は語った。
金融機関の起債調達が依然として難しいことが明らかになったため、3年間のTLGPを2012年12月まで半年延長すると、FDICは3月に発表した。この制度が始まって以来、保証をつけずに単独で起債した金融機関はほとんどない。
2009年6月30日以降に発行される銀行債は、現在の手数料にさらに25bp上乗せすることになる。さらに、2012年6月以降に償還するFDICの保証がつく債券を発行しようとする場合は、既存の手数料に加え25bp上乗せし、さらに保証料が高くなる。米ゼネラル・エレクトリックの金融子会社であるGEキャピタルのようなノンバンクは、上乗せ幅がさらに大きい。新たな手数料は、発行年限に応じて上がる。
起債に詳しい関係者によると、JPモルガン・チェースは1日、3年債59億ドルを2本建てで発行した。償還日が2012年6月30日よりも前なので、JPモルガン・チェースがFDICに支払う手数料は、既存の手数料に10bp上乗せしたものになる。JPモルガンの広報担当からの対応は得られなかった。



支援を解消する理由を教えてください。

2 件のコメント:

ちばはむ さんのコメント...

頑張れベアーズは懐かしすぎだろってwww。
全体的には、ほいほいやらせないよってことでFAですか?

よっくん さんのコメント...

さっぱり意図が分かりません。銀行の業績が回復していないのにこんなことをすればますます貸し渋りは起こると思いますしこのコストはもちろん各種ローンなどの金利に上乗せされると思うのですが。