2009年5月7日木曜日

配当再開

5月6日(ブルームバーグ):世界最大のプライベート・エクイティ(PE、未公開株投資)会社の米ブラックストーン・グループが6日発表した2009年1-3月(第1四半期)決算は、市場予想よりも小幅な赤字にとどまった。同社は株主への分配金を再開することも明らかにした。

同日の米株式市場で、ブラックストーンの株価は一時19%高まで上昇した。同社の新規株式公開(IPO)関連費用を除いたベースの赤字額は8240万ドル(1株当たり7セント)で、前年同期は6650 万ドル(同6セント)だった。ブルームバーグがまとめたアナリスト9人の予想平均では、1株当たり約9セントの赤字が見込まれていた。

ブラックストーンは世界的な信用危機を受けたPE取引の枯渇に対応し、ディストレスト債(倒産や経営難に陥った企業の債券)の助言や法人顧客のリストラ作業などを手掛けた。ブルームバーグがまとめたデータによると、米国のPE取引は第1四半期に67%減少し174 億ドルだった。

発表資料によると、同社は今四半期の分配金として1株当たり30 セントを株主に支払う。前四半期は支払いを停止していた。



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