2009年7月10日金曜日

IOU

Googleいらずのヨタバイトさん

SECが流通を許可しただけで政府が保証しているわけじゃないんですよね。

もちろん流通が許可されている州債のCDSはとんでもないことになっているわけで。
その州債はすでに勇者フィッチからBBBの称号を頂いているわけで。
偽造防止のため換金には売買時における公的文書も必要(あんまり役に立たないと思われ)。
そもそもなんでIOUが発行されるいきさつになったかというと州債の償還や利払いができないから。
州の職員の給料よりも優先されているものが払えないってことで後回しにするためのもの。
その州債より位置付けとしても弁済順位としても低い硫黄が流通を許可されただけで受け取るの?
プレミアムはすごいけど流通の段階でさらにプレミアムが上乗せされてドンドン値下がりするでしょ。
1年で3%ちょっとの利回りは魅力的だけどそれ以上に値下がりしたら意味がないわけで。
カリフォルニアのデフォルトはないと思ってるけどIOUが通用するかどうかは疑問です。

2 件のコメント:

やまはくん さんのコメント...

うーん、なかなか微妙ですが、昔のファニーメイやフレディマック債でも、「暗黙の」政府保障でAAA格だったわけなんで、今回も「暗黙」レベルでは州債と同等ということになるのではないかと思います。
様子を見て参りましょう。

よっくん さんのコメント...

逆説的にはなりますがカリフォルニアのデフォルトはないと考えていますので実際は通用するのではないかと考えています。その先償還などのことはまだ様子見ですね。ただこれに追随するところはカリフォルニアのようにはいかないかもしれません。州債と同様という面からも。