2009年8月11日火曜日

続き

実際国債買い取りは現状大した効果は無いと考えています。
発表同時に利回りは低下しましたがその後は上昇の一途。
額もたいしたことないですし。
そんなことせずとも世界は買ってくれていますし
株式市場に爆弾落とせばいまだ無リスクと妄想されている国債は買われます。
問題はMBSなんです。
これの買取をやめるとGSEはすぐに逝きます。
ただでさえ少し景気が上向いたと思われるだけでどっからどう出てくるのか
中古や競売の物件がドッサリでてきて住宅市場の底打ちなんて当面望めません。
国債の利回り上昇で住宅ローンへの圧力を心配しているわけではなく
直接的に買い取るのをやめることができないでしょう。
ですので国債買い取りはいずれやめるよって文言を入れる程度にとどまるのではないかと思います。
MBSについて同様の文言がなされたとしたら
いくら景気は底打ち、回復はすでに始まっているって言ったとしても
株式市場は下手したらサーキットブレイカーではないでしょうか。
今回のFOMC、のらりくらりで終わると思います。

4 件のコメント:

ちばはむ さんのコメント...

のらりくらりだと、ドルが売られそうですね。
出口戦略で悩むとは…分かってはいたことですがね。

よっくん さんのコメント...

たぶんバーナンキは(再任されるなら)出口戦略のシナリオはすでにできていると思います。あの人はあの人でかなりのやり手だと思っていますから。問題は依然出口まではほど遠いことを自身がわかっていてそれを悟られずにどう交わすかというところだと思います。今のムードに水を指すわけにはいかないでしょうから。

ちばはむ さんのコメント...

そう言われれば、そんなニュアンスですな。
水を差さざる得ないし、今の言い方だと後ほど詐欺呼ばわりされるのは必至ですけどね。

よっくん さんのコメント...

グリンスパンでさえボロクソ言われていますからね。安い給料でよくやると思います。