2009年9月26日土曜日

確かに誰も新しいことは言っていません

[シカゴ 25日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)のウォーシュ理事は25日、金融政策の見通しに関するFRB当局者の発言を基づいて政策転換が近いと市場は判断すべきではないとの考えを示した。
 講演後の質疑応答で理事は「こうした(政策見通しをめぐる)発言と(政策転換が)近いこととを市場が1つのものとして考えないと確信している」と述べた。
米経済は上向いている可能性があるが、依然として「非常に長い修復期にある」との認識を示した。


[ピッツバーグ 25日 ロイター] ダーリング英財務相は25日、英政府は意図的にポンド安に誘導する政策は取っていないと述べた。
イングランド銀行(中央銀行)のキング総裁は今週、通貨安が輸出振興に寄与するとの見方を示した。市場では英中銀がポンドの下落を促していると受け止められ、ポンドは対ユーロGBPEUR=で5カ月ぶりの安値をつけた。
ダーリング財務相は、これが実際に政府の方針かとの質問に対し、キング総裁は新しいことを述べたわけではないとした上で「キング総裁が述べたのは、ポンド安により輸出業者は恩恵を受けることができるということだ」と説明した。
英中銀は2%のインフレ目標達成という明確な責務があると指摘し「力強く持続的な成長を目指すことが常にわれわれの方針だ」



[ロンドン 25日 ロイター] 榊原英資早大教授(元財務官)は25日、円が対ドルJPY=で心理的に重要とされる90円水準を超える動きを阻止するため、日本の通貨当局が為替市場で介入する可能性は低いとの見方を示した。ダウ・ジョーンズが25日伝えた。
榊原氏は、ドルが対円で90円を割り込んでも財務省は懸念しないだろうと指摘。一方、85円を割り込めば行動を検討する可能性があるとの見方を示した。
さらに、ドルが80円を下回る動きは「異常(abnormal)」と捉えられる可能性があるとした
同報道後、ドルは対円で下げを加速し、89.97円と2月以来の安値をつけた。

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