12月21日(ブルームバーグ):
英バークレイズの調査によると、金融市場で最も過小評価されているリスクは景気の「二番底」であり、ドルは市場の新たな動揺から恩恵を受ける見通しだ。
バークレイズは21日、ヘッジファンド、ファンドマネジャー、中央銀行当局者など724人の顧客を対象に実施したアンケート調査の結果を公表。それによると、全体の25%強が世界経済の新たな下降が最も過小評価されたリスクだと回答した。2番目に過小評価されているリスクとしては、約21%が「予想を下回る中国の成長率」を挙げた。
為替相場については、約39%が「ドルは市場が動揺する際に逃避先として最適な通貨であり続ける」と回答。スイス・フラン、円がこれに続いた。
来年のドル相場の見通しについては意見が分かれ、約20%が「ドルが最も魅力的な通貨」と答えたが、「売りの対象として最適」との回答も24%に上った。最も好まれた通貨は引き続きオーストラリア・ドル。回答者らは円に対して最も弱気だった。
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