2010年3月10日水曜日

もう不良債権B/Sに乗せれないんでしょ

3月8日(ブルームバーグ):
米連邦預金保険公社(FDIC)のベアー総裁は、システミック面で重要な金融機関を段階的に閉鎖する場合、整理に向けた仕組みの一環として破産を最初の選択肢にすべきだとの見解を示した。

ベアー総裁はバージニア州アーリントンで全米企業エコノミスト協会(NABE)が開催した経済政策会議で講演し、「最も必要なのは、問題を抱えたシステミックな企業を閉鎖する仕組みと明確な権能だ」と明言。「破産を最初の選択肢にすべきだとわれわれはなお考えている」と述べた。

  米下院は昨年12月、金融業界が1500億ドル(約13兆5000億円)負担する「整理機関基金」の創設と、破たん寸前にあるシステミックリスクの高い企業を閉鎖する際にFDICに主要な権限を与えることを盛り込んだ法案を可決した。上院銀行委員会のドッド委員長(民主、コネティカット州)は、自身の法案でも破たんの項目で同様の機関設立がうたわれると説明している。

  共和党の下院議員らは「恒久的な救済機関が創設される」として、同基金に反対している。

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