2008年8月4日月曜日

現状把握

商務省発表
あったらあっただけ使うアメリカ人の本領発揮。
先月の労働省発表雇用統計とあわせると正社員からパートに格下げされた人が増えていることが想像できる。
しかも労働時間は削られてきているから収入が減る。
しかしお金使いたい病に犯されているから貯金が減る。
クーポンなんてとっくに無いから年金も崩す。
それでも足らずにクレカで買い物。
生活ができないから持っててもしょうがない株なんてさっさと売る。
住宅価格が値下がりしてホームエクイティローンは使えない。
価値が残っているものでもすでにそれがらみのRMBSはジャンク以下だからどこも貸してくれない。
残った財産、まずはキャンプ行くときくらいしか乗らないピックアップトラックとかは投売り。
社債とかファンドも持ってるだけじゃ飯が食えないから処分。
日本のバブル崩壊を手本にしているって言うけど同じ道をたどってる。
ここからは全然違うと思うけど。
災いするのはあったらあっただけ使う国民性。それは企業のスタイルも同じ。
そして日本が復活できたのは新興国の台頭によるものが大きい。
アメリカと違い製造業で生活している日本はそれらの国に物を売って利益を上げることができた。
しかも人件費や工場をそこで賄い安く済ませることにも成功。
日本の企業を知ってもらうこともできて一石三鳥。
日本国内に持ってきて安く売れば一石四鳥。
アメリカの場合製造業は飛行機と軍事くらい。
人件費もすでにインドや中国を使ってのものだからこれ以上コストを削減するのは難しい。
安く作って安く売るのと売れないから安くなるのは全然違う。
ハイテクも企業がコスト削減に取り組んでいく過程では削られるものの一つ。
いいものを安く売らざるを得ない。
一番の売り金融。これは投資銀行やデリバティブが崩壊するからもうだめ。

経済が低迷するのはしょうがないこと。復活する日もあると思う。
しかし何を持ってアメリカが復活するのか全く想像できない。
だからどうやって復活するのかはものすごく楽しみ。

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