2008年11月24日月曜日

初スイスのエントリー

スイスの企業は極めて高い国際競争力を持っている。さまざまな分野で製品やサービスが輸出されており、もっとも輸出の割合が多い分野では全生産高の約9割が輸出されている。スイスの主な輸出品目は、機械、電子機器、化学製品で、この3品目の輸出高はスイスの総輸出高の5割以上を占める。スイスの時計、チョコレート、チーズなどは国際的に有名で、その他にもコンサルタント、保険、観光などのサービス業務も重要な輸出品目である。

スイスの工業で市場をリードするのは、繊維機械、製紙機械、印刷機械、金属加工機械、エレベーター、エスカレーター、梱包機械、アプト式鉄道などである。それらの部品の大部分は国外で作られスイスで組み立てられる。

主な貿易相手国はEU諸国である。もっとも金額が多いのはドイツであり、フランス、イタリア、イギリスなどがそれに続く。2000年、スイスのEU諸国への輸出高は全体の60%を占め、EU諸国からの輸入高は全体の78%を占めた。

自由貿易の原則に基づきスイスの関税は非常に低く、実際には農業生産品以外の品目に対しては輸入割当制度がない。EUとの交易を盛んにするためにスイスとEUの間で結ばれた第一次スイス・EU二国間協定は2000年5月に国民に承認されたが、EUとの貿易の制限が一部残っている。


EUへの輸出は6割、スイスで作られる製品の8割は輸出向けです。
構造的には日本に近いものがあると思います。
しかしスイスがどうなるかは銀行がどうなるかに懸かっていると思います。
フランはもう少し安くなるでしょうね。
一国でどうにもならなければひょっとしたらイギリスよりもユーロ導入は早いかもしれません。
体制的にもそのほうが都合がいいような気がします。

5 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

スイスはよくできたシステムで運用していたと思うのですが、金融立国としてリスクを甘く見ていたところが命取りでしたな。最初は「サブプラが原因なら危なくない?」⇒「皆が買うから平気?」⇒「ドル売りが治まり、フランが買われなくなる」⇒「世界がやっぱり平気じゃない」⇒「ユーロが売られる」⇒「フランも徐々に売られる」⇒「気づいたら、スイスとしての不良債権がGDPの4倍と発表されていた!」

ちょっと怒りを覚えました。いつの間に公表ししたんだよ…。もうフランは買いません。

しかし、スイスは見事にEU相手の商売。独立している意味がないですな。特に金融が破綻しちゃうと。ドイツに吸収されればいいんですよw。

匿名 さんのコメント...

経済的にはユーロ入りがいいには違いないですが、問題は、例の永世中立の国是ですよ。そこがどうしても問題になるでしょうね。
 
そして、それと関係して、銀行の守秘の問題。ユーロに移行で、スイスの裏口座があぶりだされると世界中のVIPがふるえあがりますからね。笑

よっくん さんのコメント...

問題はそこなんですよね。
スイス=銀行、銀行=UBSですから。
あんな中央銀行みたいな名前普通ならありえないですw。それならそれでプライベートバンキングに徹してその他の取引を禁止するべきだったんですよね。しかしドルスイというのも歴史あるペアですからドル崩壊の折にはフランも高くなると思うんです。ユロスイはもう微妙になってきましたが。

匿名 さんのコメント...

確かに今日はさすがのドルスイも下げました。ドルのダメぶりは、スイスを大きく越えるのですね。

よっくん さんのコメント...

ダメぶりはもちろんですがドルの場合供給過多という問題があります。ユーロや円のほかにオージーやフランもドルに比べれば高くなるとは思うのですがどこのマイナーラインまでそれが通用するのかはまだ分かりません。理屈的には全ての通貨に対して安くなるはずなのですけど。