2009年2月16日月曜日

血で字

米上院は1月26日、米国におけるデジタル放送波への移行を延期し、消費者の準備期間を約4カ月延ばす法案を可決した。

 この法案は、移行までに視聴者の準備が整わないとの懸念に後押しされたもので、デジタル放送への移行を2月17日から6月12日に延期する。

 また消費者は、政府からコンバータ購入支援のために支給された40ドルのクーポンの有効期限が切れてしまった場合、新しいクーポンを要求できるようになる。政府は先日、用意していたクーポンをすべて配ってしまったが、まだ約250万人の米国民が支給を待っている状態だ。

 上院商業委員会議長ジョン・ロックフェラー議員(ウェストバージニア州選出・民主党)は、米国ではまだデジタル放送移行の準備ができていないため、延期は正しい選択だと話す。

 「オバマ政権に、誤ったプロセスに秩序をもたらすための時間を与えるべく、上院は責任を持って行動した」と同議員は声明文で述べている。

 多くの議員は、主に地方の貧しい高齢者世帯など推定2000万世帯で、移行への備えができていないと懸念している。アナログ地上波を受信する古いテレビを持っている人は、コンバータを購入するか、CATVや衛星放送に加入する必要がある。

 放送局は、治安当局が特に緊急時に使える周波数帯を増やし、また画質を向上させるためにアナログからデジタル信号へ移行している。

 先にバラク・オバマ新大統領が移行延期を支持して以来、延期への気運は高まっていた。

 また今回の法案では、AT&TおよびVerizon Communicationsが持つアナログ放送周波数帯の利用免許が延長される。両社は、デジタル移行に伴ってアナログ放送周波数帯が空くのを待っているところだ。

 両社は昨年の競売で160億ドルを支払ってこの周波数帯の利用免許を獲得した。法案の下、両社の免許は116日間延長される。

 ワイヤレス業界団体CTIAは、延期はFCC(米連邦通信委員会)の周波数帯競売への信頼を損ないかねないと主張している。


結局法案は通って延期されたわけだけど放送局のほうはこの日のために準備していたわけで
アナログ&地デジを放送するとコストがかかりすぎるため地デジ放送を強行するところが多いとか。
提供する側にも去れる側にも同じように不況は訪れているわけだから気持ちは分かるけど
これでテレビを見れない人が出てきますね。
しかもそういう人たちの層はPCもないでしょう。
今なんかあったら大変ですねー。
ラジオは持ってるのかなぁ。

2 件のコメント:

ダンボ さんのコメント...

テレビは貧乏人の娯楽だって誰かが言ってましたなぁ。
その娯楽まで取り上げられるって事は、貧乏のもっと貧乏って事ですか。
なんかこう・・・どんどん嫌な時代になってきますなぁ。

よっくん さんのコメント...

何で写らないんだってバンバン叩いて結局壊れて買いなおすハメになるのですがお金が無いから買えません。公共放送をやっている以上受信機も買えない世帯には支給するべきですね。微々たる購入支援クーポンでは意味がありませんよ。