2009年6月9日火曜日

英住宅

 [ロンドン 9日 ロイター]
英国のメディアは9日、英銀大手ロイズ・バンキング・グループが住宅金融・貯蓄部門であるチェルトナム&グロスター(C&G)の支店をすべて閉鎖し、1500人の雇用を削減すると一斉に報じた。
スカイ・ニュースは複数の業界関係者の話を引用し、最大1500人が削減される可能性があると報道。またBBC放送は、ロイズがC&Gの160の支店網を閉鎖すると伝えた。
ロイズは報道に対するコメントを拒否、雇用削減について発表する前に従業員と話すとしている。
スポークスマンは、C&Gが引き続きロイズにとって重要なブランドだと述べたが、支店網を維持するかどうかについては確認しなかった。
ロイズは英政府の仲介でHBOSを買収して以降、約3000人の雇用削減を実施している。


6月9日(ブルームバーグ):
英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)が不動産業者や鑑定士を対象に5月に実施した調査では、英住宅市場に「安定化」の兆候が示された。住宅価格が下落したとの回答の割合は、上昇したとの回答を44.1ポイント上回ったが、その差は2007年11月以来で最小だった。
RICSは9日にこの調査結果を発表。3-5月の不動産業者の平均販売件数も11.8件と、08年8月以来で最高だった。
住宅金融大手ネーションワイド・ビルディング・ソサエティーやハリファックスの調査では、5月の住宅価格は上昇しており、不動産不況が最悪期を過ぎたことを示す兆候が増えている。
RICSの広報担当者、イアン・ペリー氏は発表資料で「表面的には、住宅市場は底入れが近いように見える。動きが活発になってきており、価格はようやく安定しつつある」と指摘。「ただ価格下支えには、需要の伸びとともに、供給不足の状態が重要である点を忘れてはならない」と述べた。

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