2009年8月24日月曜日

やっと終わりそう

ニューヨーク(ウォール・ストリート・ジャーナル)米投資会社サーベラス・キャピタル・マネジメント傘下の旗艦ヘッジファンドの顧客らが投資資金の大半を引き揚げる。弱体化したサーベラスと経営者スティーブン・ファインバーグ氏を見限った格好だ。

事情筋によると、ヘッジファンド「サーベラス・パートナーズ」の運用資産77億ドルのうち40億ドル超を保有する顧客ら解約を決断し、手数料の支払いをストップする。

ファインバーグ氏は先週、ファンドの顧客らにじかに電話をかけ、21日時点の運用成績について謝罪しつつ報告した。サーベラスの幹部らは、解約を決めた投資家の一部が説得に応じて考えを変えることを期待しているらしい。

サーベラス・パートナーズへの投資を継続するかどうかついて、投資家は先週中の結論を求められていた。どれだけの資金を回収できるかは不明だが、投資を解約するか、サーベラスに投資を続けて新ファンドに賭けるか、という難しい二者択一だった。

そして大半の投資家が解約を決め、ファインバーグ氏とサーベラスにとっては残念な結果となった。同社は長年にわたって未公開株投資業界とヘッジファンド業界で指折りの規模と成功を謳歌し、数年前まで投資家は競ってファインバーグ氏のファンドに投資していた。それが最近では米クライスラーと米GMAC(旧GMACファイナンシャル・サービシズ、GMAC LLC)への投資の失敗で知られている。

サーベラスは昨年、その17年の歴史で初めてマイナスのリターンを記録。サーベラス・パートナーズの運用資産額20億ドルのあるファンドの利回りはマイナス24.5%となった。同ファンドのオフショア版も同程度の運用成績に終わった。ある投資家によると、今年に入ってからも運用利回りは小幅に低下しているという。

サーベラスの運用資産総額は約240億ドル。

投資継続を決めた投資家に向けてサーベラスが新たに用意したファンドでは、小額の資金を徐々に引き出すことが可能とされる。資金を完全に引き揚げたい投資家は、3年半の時間をかけて引き揚げることになる。

投資を続けるとした投資家らは21日、現在は特に不況下にあるため長期的にみるとファインバーグ氏はリターンを生み出す好位置につけている、と述べた。

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