2009年9月6日日曜日

G20

[ロンドン 5日 ロイター] 20カ国・地域(G20)の財務相は5日、銀行の自己資本規制をより厳格にする米国案を支持することで合意した。G20筋がロイターに明らかにした。
 今回のG20会合を前にガイトナー財務長官は、金融機関を対象とした資本および流動性に関する厳格な国際基準を提案した。しかし欧州当局者からは、「バーゼルII」ですでに施された修正で対応できるとの声が出され、見解が対立していた。

 米財務省当局者は5日、これに先立ち、「われわれは、バーゼルIIを現行の予定で実施することにコミットしている」と述べていた。

 G20筋は「銀行は、自己資本のなかでもより質の高い狭義(コア)のTier1(中核的自己資本比率)について厳格な規制を受けることになる」としたうえで「これは、銀行がバッファーとしての資本積み増しを迫られることを意味する」と述べた。

 G20は、銀行破たんの恐れが生じた場合の預金者保護に向けたグローバルなアプローチを金融安定理事会(FSB)が策定することでも合意したという。





結局ここで何%とか詳しい数字は出ないんでしょうか。
報酬をどれだけ制限したところでバランスシートにはたいした影響はないと思います。
指摘されているように分母を減らすんでしょう。いわゆる貸し渋り。
しかしアメリカの銀行はすでに去年からFRBが手を打ってくれていまして。
Tier1比率のみに関してみると日本の銀行よりはるかに高いです。大手で3倍くらい。
優先株は普通株に転換していますしさまざまな資産をTier1として認めています。
会計的なことは難しいですし各国さまざまですから
亀仙人なみの脳みその僕にはよくわかりませんが
米の銀行がこれによって影響を受けることは少ないんじゃないでしょうか。
影響を受けるとしたらむしろ株を上げるだけ上げて増資。
どのみちTier2やTier3の資産は現在は流動性が低いうえに
デリバティブでないローンは時価評価でもないわけで。
バーゼルⅡではなくわざわざTier1を持ち出すところがまだまだアメリカの力は偉大だと思わせる。
変更されると格付け機関はまた忙しくなるわけだけど。
韓国とかTier1低いんじゃなかったっけ。
欧州圏はスイス、イギリス、ドイツ以外はTier1低いところが多いんですよね。
オランダのあそことかw。

結局G20としては流動性の供給は続けるってだけで終わったけど。
自己資本比率の問題も引き続き注意しておかなければいけないのかなぁ。
できないんだよな、日本語しか。

2 件のコメント:

ちばはむ さんのコメント...

ふひひひ。
フィッチが何故韓国のソブリン債の格付けを上げたかは知りませんが、これは大きな間違いだと思います。ソブリン債を上げて、直ぐに下げる訂正は、格付け会社として致命傷ですな。南無南無。

まぁ、そっちよりも欧州ですね。今回はスルーして逃げられたようですが。

よっくん さんのコメント...

報酬が制限されるとスイスに集まってくるみたいですよ。もう終わりですね。