2009年7月6日月曜日

GJバーナンキ

インフレかデフレか。
本当に難しい問題です。
しかしバーナンキがいなければ
今頃ものすごく恐ろしいデフレに見舞われていたことは言うまでもありません。
ヘリコプターでばら撒いてそれを拾った金融機関は
自ら保有するもよし、レバ解消に使用するもよし。
これが続く間はインフレにもなりません。
消費が控えられ貯蓄率が上昇するという点からデフレを指摘する声も多いのですけど
どれだけ消費を控えようが人は生きていかなければいけません。
需要が減ったところで0にはならない食料品や資源は高騰するでしょう。
ばら撒き続け拾う人が減った時、実際には物の値段が上がるというよりは
通貨の価値が下がるといったほうが自然かもしれません。
ばら撒くのをやめ、借金ではなく収入を増やすことを考えた時(増税)
痛みは伴い物価は下がるかもしれませんがそれこそが強いドルでしょう。
グリンスパンさんはそこが少しだけ計算が狂ったのかもしれません。
まぁ完全に政治と無関係に金融政策を進めるのは無理があるので
一概にグリンスパンが悪いわけではないと思いますが。
出口戦略についてはいくつか考えていると言っていますが
本当に今考えているのでしょう。
誰も傷つけずに終わらせることは不可能だと思います。

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