2009年3月9日月曜日

拝借して総括

紺ガエルさん
結局なんでドルが必要かというところに行き着くんだけどそれはもう決済通貨だからでしょう。
あとはアメリカ本国は金融で食っていた国。
世界中にばら撒いたドルを元に戻さないと国が持たないのでしょう。
masayangさんも言っていますがどんどん刷らないともっと値段が上がってしまうのでしょう。


問題はその先。
預金銀行になった金融機関は自己資本比率を上げるために頑張って本国へドルを戻します。
すでに証券化市場は国有化されているためこの先は本来の業務。
地道にお客様のために働くほかに道はありません。
投資銀行業務や預金や貸付ですね。
ここで幻のお金だったドルを具現化したものがジャブジャブに余ってくるのだと思います。
使い道があれば別ですけどないでしょうね。
製造業も同じようなもの。
販売の見通しを誤りガンガン製造しているということはレバレッジをかけているようなものです。
今減産をして在庫整理に勤めているということはレバの解消を行っているのと同じことです。
そこから先は必要なものを必要な分だけ作れば会社は安定します。
ドルみたいな紙くずと違って必要なものはありますからね。
モノ作りに励んできた日本、ドイツ、イタリア、スイスなんかは大丈夫でしょう。
金融機関がお金を貸してくれなくても必要な分だけ作る分には問題ないです。
アメリカはダメ。
GEは肝心の家電部門を手放します。
GMもすでに売れない車ばかり作ってきたので技術もなくバラバラになります。
本業をおろそかにして金融部門で遊んでた罰ですね。
人の生活に必要なものはお金ではありません。
モノを手に入れるためにお金が必要なのであってお金を手に入れるためにお金が必要なわけではないです。
余ったものを消化できるかできないかの差。

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