2008年9月3日水曜日

雇用指標第一弾

雇用コンサルティング会社チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスが3日発表した8月の米企業の人員削減数は前月比14%減の8万8736人となった。ただ前年同月の水準を12%上回っている。
チャレンジャーのジョン・チャレンジャー最高経営責任者(CEO)は
「夏季にこれだけの規模の人員削減が見られたのは、2001年の景気後退と(同年)9月11日の同時多発テロからの回復途上にあった02年以来だ」と指摘した。
年初からの削減数は29%増の66万7996人。前年同期は51万5855人だった。
業種別では、自動車、政府・非営利、小売りセクターの人員削減が目立った。
一方、8月の金融セクターの削減数は2182人と、7月の1万5517人から減少し1年超ぶりの低水準となった。ただ、年初からの削減数は10万2957人と依然として高水準となっている。
チャレンジャーCEOは、金融セクターには引き続き弱い兆しが見られるとし、年末に向けて一段と人員削減が行われる可能性があるとの見方を示した。米連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)や連邦住宅貸付抵当公社(フレディマック)が仮に破たんすれば、金融セクターでの大幅削減につながりかねないと話した。

前年同期比ではプラスなんですね。
その他製造業受注指数もよかったですし前回分も上方修正。
これでドル売りに傾斜しているということはちょっと地合いが一服するかもしれません。
まぁまだ欧州やオセアニアは逆立ちしても買えませんが。
なんにせよドルは安いし円は高いしカナダは高いし今日は大満足です。

つか、この人さりげなくGSEが破綻する可能性を排除していませんよ。
 

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

さらっと言ってのけていますねw。

金融業界の人員削減数はもうあと何十人しか残っていないから減りが少ないように思いますが。

よっくん さんのコメント...

これ以上削減すると業務に支障がでますね。
そのためシティやリーマンのように部門丸ごと売却という形になってしまうのでしょう。アジアマネーはアメリカに投資することは控えているようですがアメリカの会社を買うことには興味があるようです。ネームバリューでしょうかね。