2009年3月19日木曜日

国債買取り

お金を張っている以上素人だというのは言い訳になりません。
張っているという言い方がギャンブルですけど考えなくては始まりません。
そして市場を動かすのは大衆だと信じています。
大口のファンドなんかが動かしているのであれば金融工学の負けはなかったはず。
ファンドは短期の流れに乗せてやっているだけです。
ので一応素人の僕が国債買取についての考察。
インフレのリスクを背負ってまでやるのはいいけどうまくいくんでしょうか。
国債を買い取ることの理由は市場金利を抑えることだと思います。
問題になるであろうARMの暴走を食い止めたいのではないでしょうか。
ローンをローンのまま取り扱っていればよかったのですが証券化してしまったため
ローンがデフォルトしなくても証券価格が下がればバランスシートが悪化します。
市場金利が上昇すればローン担保証券の価格は下がるでしょう。
市場金利の推移とMBS、ABSなどの指数を比べれば分かります。
そこへ国債利回りを当てはめるとどうなるでしょう。
単純に金利動向だけでデリバティブの価格が変わるわけではありません。
雇用状況が悪化するだけでも貸し倒れ率は上がります。
FF金利を下げても市場金利は下がらなかったように国債利回りを維持しても
連動する金利以外は変わらないかもしれません。
新たな消費を狙っての金利低下が目的ではなくデリバティブを守るための金利維持だと思います。
借り換えを促しても銀行は応じません。
極端な話クレジットカードの金利が今すぐ0%になったところで
返せない人は返せないんです。
量的緩和をやったところでどうなるものでもないような気がします。
結論。
市場金利は安定しないと思うし安定したとしても貸し倒れ率は下がらない。
デリバティブも死亡。

よし、適当に書いたところでいろんなとこを見てきます。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

たしかになぜここでFRBがやったのかは、すこし謎です。先手をとってというが、何を恐れていたのか。

おっしゃるようにデリバティブを守るためというのは一つの考え方だと思います。

よっくん さんのコメント...

そうですね。すでに物価が上昇の気配を見せている中でやるのはかなり危険だと思います。そもそもバーナンキはデフレ対策にはヘリコプターからお札をばら撒けばよいと言っていますがインフレ時にもばら撒いていますので。