2009年9月6日日曜日

不動産

フィッチ・レーティングス-東京/シンガポール-2009年9月3日:
フィッチ・レーティングス(フィッチ)は、日本のCMBSを対象とするサーベイランスの分析手法を含む格付基準レポートを公表し、この中でリファイナンス・リスクや2009年前半に急激に増加した裏付ローンのデフォルトに伴う債権回収の見通し等を反映させている。

「フィッチは昨日付で公表された格付基準に基づき、今後多くの案件で件数及び規模の両面で顕著な格下げが行われるものと考えている。これは特にキャピタルストラクチャーの中でも低いクラスで影響が大きい。また、期日が迫っている裏付ローンを多く含む案件や売却型ローンを含む案件はより影響を受けやすく、さらには法定最終償還期限が近づいている案件についても、格下げの対象となる可能性がある。」とフィッチのCMBSチームのシニア・ダイレクター、橋本浩平はコメントしている。




日本の不動産は本当にひどい状態が続いています。
この商業用だけでなくマンション販売は本当に苦労しているでしょう。
戸建は多少マシでしょうか。
買い手の販売意欲はあまり衰えていません。
減税、値下がり、景気回復期待。
ただ売り手側はたいした借り入れができないためどうしてもマンションとなると建てることに苦労します。
一般的な建売住宅なら1000万円くらいの負担で建つためお手軽なんです。
悪徳だと5倍で売れます。
建売ではなく売建(土地の購入者を見つけて建築条件付で販売)ならリスクも少ないです。

なんとか生きています。

信用力のある借り手www

9月4日(ブルームバーグ):英銀行大手のロイヤルバンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)とバークレイズは、信用供与を拡大し景気てこ入れを支援する姿勢を政府に表明したものの、貸し出しを減らしている。

  届出書によると、バークレイズに加え、政府の管理下にあるRBSとロイズ・バンキング・グループ3行の2009年1-6月(上期)の貸出額は、全世界で1650億ポンド(約25兆円)減少した。RBSとバークレイズの減少率は約11%と、欧州銀行大手の中で最も高かった。

  RBSとバークレイズは、英国での純貸し出しを今年360億ポンド増やすという政府の目標を達成できない恐れがある。届出書によると、両行では国内の住宅保有者や企業向け貸し出しが上期に95億ポンド減った。ロイズは純貸し出しの公表を控えている。

  キャピタル・エコノミクス(ロンドン)の欧州担当主任エコノミスト、ジョナサン・ロインズ氏は「これは英経済にとって弱気の兆しだ」とし、「経済成長を実現するには、銀行融資が増える必要がある。供与に抑制があることはかなり明白だ」と指摘した。

  英大手銀行5行の全世界での貸出額は上期に平均5.4%減った。この減少率は、欧州大陸大手10行の比率の5倍に相当する。届出書によると、RBSで910億ポンド、バークレイズは500億ポンド、ロイズで約240億ポンド、それぞれ落ち込んだ。

  RBSの広報担当フィオナ・マクレー氏は、公的支援を受けて融資残高の縮小を計画したと説明した。バークレイズは貸し出しの落ち込みについて、デリバティブ(金融派生商品)取引やポンド高に備えた現金の減少に伴うものだと指摘。ロイズの広報担当イブ・スペート氏は、同行は「信用力のある」借り手に融資する姿勢だと述べた。

G20

[ロンドン 5日 ロイター] 20カ国・地域(G20)の財務相は5日、銀行の自己資本規制をより厳格にする米国案を支持することで合意した。G20筋がロイターに明らかにした。
 今回のG20会合を前にガイトナー財務長官は、金融機関を対象とした資本および流動性に関する厳格な国際基準を提案した。しかし欧州当局者からは、「バーゼルII」ですでに施された修正で対応できるとの声が出され、見解が対立していた。

 米財務省当局者は5日、これに先立ち、「われわれは、バーゼルIIを現行の予定で実施することにコミットしている」と述べていた。

 G20筋は「銀行は、自己資本のなかでもより質の高い狭義(コア)のTier1(中核的自己資本比率)について厳格な規制を受けることになる」としたうえで「これは、銀行がバッファーとしての資本積み増しを迫られることを意味する」と述べた。

 G20は、銀行破たんの恐れが生じた場合の預金者保護に向けたグローバルなアプローチを金融安定理事会(FSB)が策定することでも合意したという。





結局ここで何%とか詳しい数字は出ないんでしょうか。
報酬をどれだけ制限したところでバランスシートにはたいした影響はないと思います。
指摘されているように分母を減らすんでしょう。いわゆる貸し渋り。
しかしアメリカの銀行はすでに去年からFRBが手を打ってくれていまして。
Tier1比率のみに関してみると日本の銀行よりはるかに高いです。大手で3倍くらい。
優先株は普通株に転換していますしさまざまな資産をTier1として認めています。
会計的なことは難しいですし各国さまざまですから
亀仙人なみの脳みその僕にはよくわかりませんが
米の銀行がこれによって影響を受けることは少ないんじゃないでしょうか。
影響を受けるとしたらむしろ株を上げるだけ上げて増資。
どのみちTier2やTier3の資産は現在は流動性が低いうえに
デリバティブでないローンは時価評価でもないわけで。
バーゼルⅡではなくわざわざTier1を持ち出すところがまだまだアメリカの力は偉大だと思わせる。
変更されると格付け機関はまた忙しくなるわけだけど。
韓国とかTier1低いんじゃなかったっけ。
欧州圏はスイス、イギリス、ドイツ以外はTier1低いところが多いんですよね。
オランダのあそことかw。

結局G20としては流動性の供給は続けるってだけで終わったけど。
自己資本比率の問題も引き続き注意しておかなければいけないのかなぁ。
できないんだよな、日本語しか。

これはダメ!

鳩山さん

考え方として、
共感できる部分がないわけではないけれど。

政治家として党首として次期総理として
それを踏まえたうえでの寄稿だとしたら頭がおかしいといわれてもしょうがない。
グローバリズムはグローバリズムであって地域の協力はまったく別の話。
自分はグローバリズムとブロック経済を同等に考えることはできない。

通貨云々軍事力云々を語ることが
それが一個人の考えとしてではなく解釈されることを知らないのだろうか。

民主主義だから投票で選ばれた以上日本にいる限りこの(ry

もともと日本は政治家主導ではなく企業や官僚(ry




大きな力が働いて書けません。

2009年9月5日土曜日

これはいい!

Euro Sellerさんから
http://blog.livedoor.jp/euroseller/archives/1539620.html


クリーブランド連銀
http://www.clevelandfed.org/research/data/updates/index.cfm

今週も

First State Bank, Flagstaff, AZ
Platinum Community Bank, Rolling Meadows, IL
Vantus Bank, Sioux City, IA
InBank, Oak Forest, IL
First Bank of Kansas City, Kansas City, MO

オーストラリアドル

AUD/JPYは日足の23.6で抑えられて終了。
ここも何度も上抜け失敗してるラインです。
大勢が同じ方向を向いているときは怖いものですが
バブルというわけでもないので大丈夫ではないでしょうか。
計算的には87円が目標ですがどうでしょう。
対ドルも見てみましょう。

AUD/USDは直近高値を更新してレジスタンスを突破した形です。
よっくんファンドのチーフステラテジストray氏によると、

当たり前の話ですがトレンドラインは時間を追うごと、日を追うごとに下がったり上がったりします。
AUD/USDはとっくにレジスタンスを超えていますから底固めの後上昇したというイメージです。
大きな上昇は見込めないでしょう。

ということです。
氏はテクニカルを見たいように見ているのであまり信用はできません。
ドルインデックスは現在のサポートを来週にでも割ってくると思われ
ここは週足の61.8%戻しでもあり更なる下値が見えます。

問題は月足でここを割るかどうか。
360円から続いた円高トレンドは今後2、3年で終了すると考えています。
ドルはどうか。
やはりドル安トレンドも終了でしょう。
この前の3月にあったドル高がドル安の中のリバウンドなのか。
現在の下落は上昇中の調整なのか。
ドルインデックスは70が大底なのか、更なる下値があるのか。
チャート的にもファンダ的にもどちらとも取れる問題で。
ユロドルの1.6が天井とも思えないしオージーはパリティ付けると思うし。
ドル円は80円の攻防に勝てば65円くらい。
バーナンキさんはドル安にしたいと思っているような気がするけど
白川君はそこまで許容できるのか。
量的緩和の問題よりも財政問題の出口戦略はどうなっているんだろう。

ただ、スイングでドル買いポジは絶対に持ちたくなく
円買いでいくつもりではあります。
やっぱり気持ち的な問題なのか相対的に見たほうが見通しが建てやすい。

ドルは、どうなりますか?


話題が変わっとるwww。

続落

 2年債 0.93%
10年債 3.43%

こちらもなんとか0.9%で踏みとどまった様子。ふぅ。
需給懸念がささやかれているようですが、どうなんでしょう。
決算月に利回りがガンガン上昇するというようなことは想定しづらいです。
G20は、
金融機関の報酬なんていうどうでもいいことを話し合ってる様子で。
僕はそこが主な原因とも思えずなんだかさもしいです。
デリバティブの取引方法とか、レバレッジとか、
過激な投機を規制する方法はいくらでもあると思うのですが。
グリンスパンさんにはいつか本音で話をして欲しいです。

2009年9月4日金曜日

久しぶりに見たらすごい下がってるwww

雇用統計

政府雇用が下がりっぱなしな件について。

この2週間

結局ドル円は上がらず今日93円以上で引けなければ99円の目はほぼ絶たれると思う。
ただこの2週間の値動きは自分を変えるには十分だった。
もう対ドルだろうが対円だろうが対ポンドだろうが
1ユーロたりとも買わない。
もともとユーロは対円レートはほとんど見てなくユロポンとユロドルを触る程度だったんだけど。
やっぱりユーロの上昇は見込めず対ドルの減価でしかレートは上がることはなく
それだったら他に買うものはいくらでもある。
空気読めないECBメンバーは
パパデモスとかシュタルクとかパラモとか
どう考えてもドラクエとかFFの敵役が適役な名前。
量的緩和のときといい利下げ局面といい
恥ずかしがりやなのかはっきり物を言わないトリシェといい
ローン担保証券を全く処理しようとしない金融機関といい
株でやられてる車屋さんといい。
体制が変わるまでは2度と買わない。

小動き

小動きながらも株価と連動。素直な動きでした。
いい傾向です。

 2年債 0.91%
10年債 3.34%

ここ何ヶ月かECBから危機が去ったと見るのは早いって発言が目立ちます。
ここは本当にだめですね。
サブプラ勃発当初は何にも関係ないくらいに言ってたんですよ。
KYすぎるよ。

2009年9月3日木曜日

なんか今日はそこらじゅうで金が話題ですね。
とりあえずETFも出来高を伴った上げなので当面は下げにくいと思います。
ZAR強すぎw。

OECD

[パリ 3日 ロイター] 経済協力開発機構(OECD)が3日発表した日欧米の経済見通しによると、世界的なリセッション(景気後退)は数カ月前の予想よりも早い時期に終わる公算が大きく、すでに終えんを迎えた可能性もある。
 OECDの首席エコノミスト、ヨルゲン・エルメスコフ氏はロイターとのインタビューで、回復は従来の予想よりも若干、力強い可能性さえある、との見方を示した。

 エルメスコフ氏は「数カ月前の予想に比べ、回復は若干早く訪れ、力強い可能性がある。金融市場が予想より早く改善したことが背景にある」と述べた。

 OECDの見通しによると、米国は第3・四半期にプラス成長に回帰する。ユーロ圏も域内の2大経済国ドイツとフランスのけん引でプラス成長に転じる見通しだ。

 OECDが発表した第3・四半期の経済成長率予想(前期比年率)は米国が1.6%、ユーロ圏が0.3%、日本が1.1%で、6月の見通しよりも概して楽観的だ。

 エルメスコフ氏によると、中国とその他のアジア新興市場の「劇的な好転」をもって始まった第2・四半期の回復は、世界各国の景気刺激策と超低金利に引き続き深く依存している。





オーストラリアは主要国の中では一番早く利上げすると思うけど
本当に11月に利上げなんかしてしまったら
ITバブルの頃の日本と同じ運命なのではないだろうか。
あそこの国の頭取たちも銀行業界は血の海って言ってたよ。

トレーダーの時間

ラインチャートではわからない値動きがその中にはあります。
そういうフラクタル的なことはとりあず置いておき。
違う時間足でも一流のトレーダーは同じ時間が流れているんだろうと思います。
十字線だろうが大陰線だろうが。
その前のトレードがどうであろうが。
現在どんなポジションをどんだけ持っていようが。

ガッキーと過ごす一晩もおっさんと過ごす一晩も。
ガッキーと過ごす一晩でも、
・朝まで桃鉄の水色なひととき
・何もしないからと添い寝だけの灰色なひととき
・シャワーを浴びたら女の子の日になってしまった紫色なひととき
・最後までいたした桃色なひととき

同じ時間に長いとか短いなんてないんだろうなぁ。

下がらない

株は横ばい調整を想定しているとはいえ
もう少し期間ではなく価格的に下げてくれないと難しい。
銀行 -2.27% 小売 -0.32%
景気回復に対する懸念なら小売が下げるはずですから。

 2年債 0.90%
10年債 3.31%

短期債がここでとまる限り大きな事態にはなりません。
サイクル分析はその他のテクニカルと違って日々変わるものではなく
狂ったときの修正が難しい。
このままだと911を迎えてしまう...。

2009年9月2日水曜日

儲かったねぇ

米連邦準備理事会(FRB)の関係筋によると、FRBは2年前に金融危機が始まって以来、金融システムに数千億ドルの流動性を供給してきた融資制度で140億ドルの利益を上げたという。

 この内部試算は、融資ファシリティから得た金利および手数料収入と、同じ資金をFRBが3カ月物の米財務省短期証券(TB)に投資していた場合に得られていた利益の差額をベースとしたもの。FRBは、金融混乱の最中に融資制度を使って必要な資金を借りた金融機関その他の投資家から、金利および手数料収入として約190億ドルを受け取った。

 もし同じ金額を3カ月物TBに投資していたとすれば、推定50億ドルの利子を得ており、FRBは2007年8月以降、140億ドルの利益を上げた計算になる。

 FRBの評価は、他国の中央銀行も、少なくとも取ったリスクを調整する前の段階では、危機対策による措置で利益を上げる可能性があることを示唆している。

 FRBのスタッフによる試算――監査を受けておらず、公表もされていなければ、リスク調整もしていない――はFRBの流動性ファシリティのみを対象としており、ここには公定歩合や期日物資金入札(TAF)による銀行向け融資、他国の中央銀行との通貨スワップ、コマーシャルペーパー(CP)の買い取り、資産担保証券の投資家に対する資金供与などが含まれる。

 この数字は、個別企業の救済や長期資産の買い取りなどを除外しているため、FRBの財務状況を完全に示すものではない。FRBは今も、メイデン・レーンのポートフォリオ――ベアー・スターンズとAIGの救済の一環として買い取った資産のプール――で多額の損失が生じるリスクを抱えている。

 また、今回の試算は、追加的な景気刺激策として用意された1兆7500億ドルの資産買い取り制度の一環としてFRBが購入した住宅ローン担保証券や米国債などのポートフォリオの未実現損益も計算に入れていない。

 FRBは融資制度と同じように、これらの証券についても金利収入を得る。だが、証券を買い取った時期よりも金利が高い時に売却を余儀なくされれば、損失を被る可能性もある。FRBは今回コメントを拒んだ。

 一部の政治家は、FRBがAIGやベアー・スターンズのような傾いた企業や金融市場を下支えするために巨額の公的資金を使ったことを批判してきた。FRBのバランスシートは2007年の8000億ドルから2兆ドル前後まで膨れ上がった。

そういえば

IOUの換金が10月だったよね。

名ばかり勇者

フィッチ・レーティングス(フィッチ)は本日、大韓民国(韓国)の外貨建て長期発行体デフォルト格付(IDR)を「A+」に、自国通貨建て長期IDRを「AA」に据え置いた。同時に、韓国の外貨建て短期IDR「F1」およびカントリーシーリング格付「AA」も据え置きとした。格付アウトルックは、「弱含み」から「安定的」に変更した。



頼むぜ・・・。

堪忍袋

今日は仕事を全部キャンセルしてありました。
なんという幸運。
AIGを買っていて喜んでいる人をどこかで見ましたがコツコツ上げた分は1日でパーwww。
僕ももうだめです。
買うのはドル円94円載せてからで十分。

株のほうは昨日横ばいの調整を想定していましたがそんなところでしょう。
金融セクターが異常に上げていましたからそこだけの調整で
総合インデックスとしての下落トレンドには入らないと思います。

 2年債 0.90%
10年債 3.36%

想定していた以上に国債は買われています。
バフェットも涙目な展開でしょう。
再保険系は軒並みやられます。