2009年5月31日日曜日

まだこんなのがあったのか

国に対する信用の前にやっぱり次に訪れる闇はシティだと思うわけで(Bankのほう)。
それはクレカかもしれないしプライムかもしれない。
しかしその前に終わっている英国の住宅ローン市場にトドメを刺しておこう。

5月20日(ブルームバーグ):
調査会社クレジットサイツによると、英国で一部のノンコンフォーミング・モーゲージと呼ばれる高リスク住宅ローンの延滞率が米国のサブプライム(信用力の低い個人向け)住宅ローンを上回っており、それを裏付けとする証券の損失も急速に拡大している。
デービッド・ワッツ氏(ロンドン在勤)は20日のリポートで、英国で2005年に供与されたノンコンフォーミング住宅ローンのうち、90日以上延滞している割合は約30%に達していると指摘。同年に提供された米国のサブプライムローンではこの比率は27%だった。ノンコンフォーミング・ローンは、通常の貸し出し基準を満たさないサブプライム住宅ローンと類似しており、信用力の低い借り手に提供される可能性がある。
ワッツ氏はインタビューで「米国と同じような傾向が、延滞率や差し押さえ率にすでに表れており、投資家が最終的な損失を負うことは明白だと思う」と語り、「米国とすべて同じ特徴が表れている」と付け加えた。
リポートによると、英国の失業者数の推移と延滞率の「急上昇」が一致している。ノンコンフォーミング・ローンを担保とする債券残高は約300億ポンド(約4兆4700億円)としている。

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